環境メリット

不完全燃料を抑制し燃焼効率を飛躍的に高める

〝エネコ〟を内燃機関で燃焼させると、まず低沸点の水粒子が気化・蒸発しますが、その際、まわりを取り囲む油が飛散し、より細かい径の粒子となります。この油粒子は体積あたりの酸素接触効率が大きくなり、局部的な不完全燃焼が少なくなるため燃焼効率が高まり粒子状物質(PM)の発生量が減少、同時に含有水の影響で内燃機関の温度が比較的低温になることから窒素酸化物や(NOX)の発生も抑えられます。水分比10%〜30%の軽油新エネルギー〝エネコ〟でディーゼルエンジンを稼働させた場合、軽油100%と比較して窒素酸化物排出量が40%減少、粒子状物質の発生量は80%まで低減し、環境負荷を下げることが可能となります。
まだ、確立まで多くの時間を要する再生可能エネルギーも重要ですが、現実に目を向けた場合、化石燃料の必要性は依然として大変重要です。“エネコ”は石油燃料のメリットを最大限活かし、企業の大きなテーマ“環境対策”の最適化と“経費削減”の達成をお助けします。

排ガスの窒素酸化物及び黒煙の低下

〝エネコ〟は、排気ガスの窒素酸化物(NOX)及び黒煙(粒子状物質(PM))の低減効果があります。燃料中の水が燃焼温度を下げ窒素酸化物、排気黒煙に大きく影響を及ぼし、特に、黒煙を大幅に低下させます。通常、軽油を燃料とした場合、負荷率が40%を超えると急激に黒煙の発生濃度は増加しますが、〝エネコ〟は80%程度の高負荷域でも黒煙発生濃度は極めて低く、全負荷領域においても目視レベルでは確認しにくいほど低いことが立証されています。また、エンジン負荷の増大にともない窒素酸化物(NOX)は発生濃度が増加しますが、〝エネコ〟は軽油と比較して中低負荷領域で窒素酸化物(NOX)が10~30%、高負荷領域では20~25%程度低減することが分かっています。